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製本の代表的な綴じ方とは?中綴じなど冊子5種類を徹底比較

執筆者: 岡本 直大   2019/12/27   

「冊子状の印刷物を作りたいです」と印刷会社に聞いてみたところ「どんな製本が希望ですか?」と聞き返されて回答に困った経験はないでしょうか。本記事では、製本加工である冊子の綴じ方や仕様について紹介します。

皆様の印刷物や販促物制作のヒントとしてぜひご活用ください。

中綴じ(針金中綴じ)

中綴じ(なかとじ)とは、表紙と本文一緒に丁合いをおこない、本の背の中央を2か所ほど針金だけで綴じ、三方仕上げ裁ちする製本方法です。接着剤は使用しません。

  • 丁合い(ちょうあい):折り丁を順番に並べる作業のこと。
  • 折り丁(おりちょう):折り機で回し折りをおこない、指定の仕上がりサイズの1ページ分の大きさになるまで折られたひとかたまりのこと。
  • 三方仕上げ裁ち(さんぽうしあげだち):三方断裁機を使い、本の周り三方(小口・天・地)を1回で仕上げ裁ちする作業。三方裁ち。

中綴じ製本でページ数の多い場合は、丁合いの数も多くなります。印刷会社では「台数が多い中綴じ」と呼ぶことがあります。

「台数」は、折り丁を16ページや32ページに折っていく作業単位を「台」と呼ぶことに由来しています。

ページ数が多くなると、丁合いして製本したときに小口側(裁断面、とくに背の逆側にあたる外の裁断面を指します)が短くなるので考慮してレイアウトをする必要があります。1折りが32ページの場合では、約2mm程度短くなります。

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平綴じ(針金平綴じ)

丁合い済みの本文ページの背側から数mm内側に入った、のどの部分を「ひら」のオモテ面から針金で綴じたあとで、表紙で包んで、背を接着剤で糊付けしてから三方仕上げ裁ちして仕上げる並製本の製本方法が平綴じです。

  • 並製本(仮製本)と上製本(本製本):表紙や仕様の違いからにおおきく2種類に分けられます。

製本後はのどを針金で綴じるため背までページが開きません。

本の可読性を考慮し折り丁の背から約5mm~10mm程度(本によって異なります)のど空きを確保した状態でレイアウトします。平綴じは丈夫で耐久性のある製本方法です。

そのため、教科書のように長期間にわたって何度も開いたり閉じたりする本に用いられています。

糸かがり綴じ

折り丁の背を針と糸を使って綴じていくのが、「糸かがり綴じ」です。

手綴じと機械綴じがあり、ほとんどの糸かがり綴じは機械綴じでおこなわれています。1本の糸を、2本の突き針と各1本ずつの糸針、掛け糸の3種類の針を組み合わせて1箇所ずつ綴じていきます。

引っ張り強度があり、粘着剤より長期間の保管に向いているため一般に上製本に用いられます。

無線綴じ

1冊分丁合いした後で、折り丁の背側を約2.5mm~3mm幅だけ切り落とすミーリング処理をします。その後、1枚ずつばらばらに切り離してから接着剤の付きをよくするためのガリ入れをおこない、ホットメルト型接着剤を背に塗布します。続けて表紙を包んでから三方仕上げ裁ちして仕上げる並製本の製本方法が無線綴じです。

折り丁の背が32ページ折りで約3mm、16ページ折りで約2.5mmカットされるので、仕上がりサイズに削り取られる折り代の分としてノド側に3mm+3mmの計6mm分のドブを加算してレイアウトや面付処理をおこないます。

  • ドブ:仕上がり寸法と製版寸法のスペースのこと。断ち代、塗り足し(ぬりたし)、断ち落とし。

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あじろ綴じ

あじろ綴じは無線綴じのようにミーリング処理をしません。

紙折り段階で折り丁の背側に15mmの切り込みと5mmの切り込みなしのカット、アンカットのミシン目状のスリットを入れており、加工してから接着剤を背に塗布します。スリット部分に接着剤がしみ込むことで綴じる方法があじろ綴じです。

引っぱり強度では、糸かがり綴じに劣らないので、その後の製本工程次第で、並製本にも上製本にも加工されます。

 

お使いいただく用途や、制作コストによってによって製本の加工形態を選択されることになるでしょう。

印刷のEコマースサイト「スプリント/Suprint」では、サイト上で中綴じ冊子や無線綴じ冊子の価格を掲載しています。掲載されていない製本加工や、前工程に関するデザイン作成や製版についてのご相談も承っております。

印刷物の適正コストが知りたい方もお気軽にお問い合わせください。

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トピック: 中綴じ, 冊子, 無線綴じ

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