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こんなにたくさんある印刷の種類!分類と使い分けのヒント

執筆者: 中野 杉人   2018/02/08

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販促物の印刷を頼みたいと思っても、たくさんの印刷の種類があると、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。たとえ、印刷に関する専門的な知識がなかったとしても、利用目的に応じた印刷方法の違いや印刷方式による明確な違いを理解すれば、適切な方法でコストを抑えた発注を行うことができます。

皆さんは、印刷の種類やそれぞれの分類に応じた使い分けについて、どれぐらいの知識をお持ちでしょうか?また、どのように発注すれば、もっともコストを抑えて販促物を印刷できるか、ご存知でしょうか?もしかして、下記のようなことをお考えではないですか。

  • 印刷したい販促物が手元にあるけれど、どの印刷方式を選んだら良いのか分からない・・・
  • 発注担当者として印刷方法に関する適切な知識を身につけたい・・・
  • 具体的な事例から印刷方式の使い分け方について理解したい・・・

「販促物の印刷コストを抑えつつも綺麗に印刷したい!」という思いがあっても、たくさんの印刷方法があれば、専門業者じゃない限り、見分けがほとんどつかないですよね。印刷に関する正しい知識がないと誤った印刷方式を選択してしまい、印刷コストが割高になってしまうことがあります。

本記事では、販促物の発注担当者が知っておきたい印刷の種類や利用目的・印刷方式による分類の仕方、具体的な事例を用いた印刷方式の使い分け方をご紹介します。また、弊社のサービス「スプリント」の商品事例を用いて分かりやすくご紹介しますので、今後の印刷物の発注でお役立ていただければ幸いです。

 

目次

  • 利用目的による分類
    • 【教科書や雑誌を作りたい人向け】出版印刷
    • 【事業で利用する印刷物を作りたい人向け】商業印刷
    • 【名刺や文房具など、事務用品に印刷したい人向け】事務用印刷
    • 【証明書やカード類に印刷したい人向け】証券印刷
    • 【包装紙や段ボールに印刷したい事業者向け】包装その他特殊印刷
  • 印刷方式による分類
    • 印刷の種類について
  • 印刷方式を使い分ける事例
    • 印刷方式の使い分け
    • 印刷方式を決定する前に、必ず押さえるべきポイント
    • 【事例1】ポスター印刷を発注してみる
    • 【事例2】Tシャツプリントを発注してみる
  • おわりに

 

利用目的による分類

まずは、利用目的に応じた印刷の種類をご紹介します。ひとくちに「印刷物」といっても多くの種類があります。一般的にどのように分類されているか把握し、自分の制作しているまたは制作しようとしている印刷物がどの分類にあてはまるか確認してみましょう。

 

【教科書や雑誌を作りたい人向け】出版印刷

学校の教科書や書籍、雑誌、地図、参考書など、主に新聞社や出版社が発行する商業出版物で用いる印刷の種類を出版印刷といいます。書籍や雑誌など、情報伝達を目的としたページ物の印刷物を指します。

 

【事業で利用する印刷物を作りたい人向け】商業印刷

商業印刷は、宣伝用印刷と業務用印刷の2つの分野に分けることができます。宣伝用印刷は、パンフレットやチラシ、リーフレット、ポスター、POPなどの印刷物が該当します。一方で、業務用印刷は、カタログや会社案内、社内報、名簿、マニュアルなどが該当します。商業印刷は、一般企業や団体の事業活動向けの印刷物として利用されます。

 

【名刺や文房具など、事務用品に印刷したい人向け】事務用印刷

事務用印刷は、主にノートや封筒、名刺、手紙などの一般事務用品や帳票や通帳といったビジネスフォームを印刷品目としています。ちなみに、文房具ショップなどで販売されている市販品は、事務用品メーカーが印刷することで対応しています。

しかし、誕生日や退職日に渡す特注品のネーム入り文房具の印刷加工は、一般印刷会社で行われています。ただし、ビジネスフォームや複合伝票の印刷加工は、専業化されています。事務用印刷は、社名や個人的な名前が入った名刺や文房具などの特注の事務用品も含まれます。

 

【証明書やカード類に印刷したい人向け】証券印刷

証券印刷は、イベント会場で利用するチケットや商品券、株券など、金銭と関わる信用を証明する証書類やカード類の印刷物です。一般的に、有価証券類の印刷とも呼ばれており、宝くじの作成時にもこの技術が利用されています。

通常、有価証券は、財産的権利を体現するものです。そのため、証券印刷には、偽造や改ざんの困難性、不正発見の容易性、長時間が経過しても状態の変化が発生しない耐久性が要求されます。

そして、番号やデザイン印刷を駆使して高度な印刷を行うため、必然的にインキや用紙なども特別なものを使用します。証券印刷は、金銭的価値を有する証明書やカード類などの印刷物の総称となります。

 

【包装紙や段ボールに印刷したい事業者向け】包装その他特殊印刷

包装その他特殊印刷は、一般企業や団体の事業活動に使用される紙器やダンボール箱、包装紙といった荷造り資材への印刷や建材や布地などへのプリント印刷、電子・電気部品など工業製品への印刷に利用されます。事業で利用する包装紙や段ボールは、もちろん、紙以外の金属やガラス、プラスチックなど、特殊なものへ印刷も含まれます。

 

印刷方式による分類

印刷方式は、「有版式」と「無版式」の2種類に大きく分類することができます。一般的な印刷に利用されるのは、「有版式」です。「有版式」は、「凸版印刷」「凹版印刷」「平版印刷」「孔版印刷」の4種類に分類できます。

具体的には、色数に応じて「版」を作り、材料に転写することで印刷を行います。印刷物を大量に発注したい方に適した印刷方式です。

一方で、「無版式」は、「プリント」と呼ばれており、「有版式」のように版を利用しません。

主に、「静電」「レーザ」「熱転写(溶融型と昇華型)」「インクジェット」に分類され、印刷物に直接印刷していきます。

 

印刷の種類について

有版式

【凸版】活版印刷・フレキソ印刷

昔から利用されていた印刷方式で、凹凸の凸部分にインキをつけて、材料に直接印刷を行います。ハンコや版画と同じ原理を利用しており、印刷時に版に対して大きな圧力をかけるため、印刷物に独特の風合いを与えることができます。

主に、活版印刷やフレキソ印刷は、名刺や新聞雑誌、段ボール、フィルム袋(レジ袋)、書籍などに利用します。

【印刷方法の要点】 凸部分にインキをつけて、直接印刷して印刷物を制作する。

 

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【凹版】グラビア印刷

活版印刷やフレキソ印刷と違って、グラビア印刷では、凹凸の凹部分にインクを流し込んで直接印刷します。凹部分にできた溝の大きさが転写するインキの量となるため、凸版を用いた印刷方式よりもインキを厚膜にすることができます。通常なら難しい高度な表現もできることから、有価証券の印刷時に利用されています。そのため、偽物防止印刷や写真の印刷など、主に高級・高度な印刷物の制作時に活躍する印刷方式です。主に、グラビア印刷は、フィルムや包装紙、写真集、紙幣、証券類などに利用します。

【印刷方法の要点】 凹部分にインクを溜めるため厚みのある印刷物を制作できる。

 

 
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【平版】オフセット印刷

現在、もっとも利用されているのが平版を用いたオフセット印刷です。ほとんど凹凸がない版に、油と水が反発する特性を利用して絵柄部分のみにインキをのせて印刷します。そのような理由から平版と呼ばれています。

オフセット印刷は、版から直接印刷しません。印刷する際は、一度ゴム胴にインキを転写します。このことを、「オフ」といいます。そして、そのオフされたインキを材料に転写します。このことを「セット」といいます。そのため、この印刷方式を「オフセット印刷」といいます。オフセット印刷は、直接材料に印刷することがないため版の耐久性が良いです。主に、パンフレット、ちらし、カレンダー、ポスター、書籍など、一般商業印刷に利用されています。

【印刷方法の要点】 一度ゴム胴にインキを転写し、印刷物を制作する。

 

 
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【孔版】謄写印刷(とうしゃいんさつ)・スクリーン印刷

版(油紙など)に開けたインキが通る孔(あな)に、通過したインキを材料に直接印刷する孔版を用いた印刷方式を謄写印刷やスクリーン印刷といいます。この印刷方式では、凸版や凹版、平版のような版にインキをつけることはありません。主に、Tシャツや看板、ステッカー、計器版、プリント回路など、特殊な印刷物の発注や軽印刷の分野で利用されています。

【印刷方法の要点】 インキが通る孔(あな)に通過したインキを材料に直接印刷し、印刷物を制作する。

 
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無版式

【デジタル印刷】静電・インクジェット・熱転写(溶融型と昇華型)・レーザ

無版式は、これまでの有版式の印刷方式とは異なり、刷版や製版用のフィルムを作成しません。コンピュータで印刷予定のデザインを制作し、デザインデータをもとにして材料に印刷します。このことを、デジタル印刷といいます。

デジタル印刷は、コンピュータを利用してデザインデータを作成する手間が発生しますが、短時間で版のルールに依存しない高度なプリントができるため、一枚一枚違う印刷物を制作することができます。デジタル印刷は、1枚あたりのコスト単価が上がるものの、版の印刷時に生じやすい人為的なミスが減り、パーソナライズ化された付加価値の高い商品を生み出すことができるため、業界でも高い注目を浴びている印刷分野です。

 

印刷方式を使い分ける事例

弊社のサービスを用いて、具体例を出しながら印刷方式における使い分け方をご紹介します。

 

印刷方式の使い分け

印刷方式を使い分けるにあたって、印刷物の発注時に押さえるべきポイントから学習していきましょう。押さえるべきポイントが把握できたらポスターやTシャツプリントの事例を用いてご紹介します。

 

印刷方式を決定する前に、必ず押さえるべきポイント

ここからは、「印刷会社に発注してみたい!」と本気で考える方に向けて、サービスの選び方を丁寧にご紹介します。まず、印刷方式は、ご利用用途に応じて、使い分けます。基本的には、作りたい印刷物の数量や仕様などで、適した印刷方式を決定します。なぜなら、印刷方法によって得意な生産ロットが異なるからです。また、発色や色によって再現性も異なります。具体的には、1時間で1万枚以上の印刷物を刷れるものや1時間で2000枚しか刷れないけれど、発色が美しく綺麗に印刷できるなど、機械によって特徴もさまざまです。

発注方法によっては、時間あたりの生産性がコストにそのまま反映されてしまうため、仕上がりやコスト、納期を確認し、用途と照らし合わせながら印刷機や印刷方式を決定することがポイントとなります。

 

【事例1】ポスター印刷を発注してみる

まずは、ポスターの発注を想定して、印刷方式を決定していきます。今回、比較表として下記で用いるのは、弊社のECサイト「スプリント」の商品情報の抜粋です。ぜひ、ポスター印刷の発注時の参考にしてください。

 

弊社サービス「スプリント」のポスター商品比較

B2大判ポスター / 水性タイプ インクジェット出力
片面フルカラー 光沢フォト紙 1日後出荷 1枚 2,410円(税抜き)

B2大判ポスター / 水性タイプ インクジェット出力
片面フルカラー 光沢フォト紙 1日後出荷 10枚 19,240円(税抜き)

B2ポスター印刷 オフセット印刷
片面カラー コート135㎏ 5日後出荷 25枚(最小ロット) 14,100円(税抜き)

B2ポスター印刷 オフセット印刷
片面カラー コート135㎏ 5日後出荷 100枚 16,090円(税抜き) 

※最新情報は下記のWebサイトを参照ください。

 

【ポスター発注時の最新価格情報】

B2大判ポスター / 水性タイプ
https://www.suprint.jp/category/posters/product1031/

B2ポスター印刷
https://www.suprint.jp/category/posters/product32/

 

ちなみに、ⒶとⒷは、同じ「インクジェット出力」と呼ばれる印刷方式ですが、数量が異なります。ⓒもⒹも仕様が若干異なるものの同じポスター印刷です。価格と書かれた項目を見てください。価格から考慮すれば、Ⓓがもっともお得になりそうです。

実際に、1枚あたりの単価を計算してみましょう。

16,900円÷100枚=1枚あたり160.9円

ここで、Ⓐの印刷方式を見てみましょう。Ⓐは、1枚あたり2,410円の発注コストがかかります。一方で、Ⓓの発注コストは、1枚あたり160.9円です。圧倒的に、Ⓓが安いことが分かります。

「じゃあ、ポスターを発注する際は、Ⓓを選べばいいの?」と、思われたでしょう。しかし、運営企業によっては、お店が1店しかないため、ポスターも1枚あれば十分だというところもあります。そのような店舗は、Ⓐの1枚の印刷方法がもっともお得になります。

ⓒとⒹの印刷タイプは、全国展開しているチェーン店が共通のキャンペーンで複数枚のポスターをつくるときに向いています。

また、ここでⒶとⒷを比較してみましょう。1枚と10枚では、発注数が異なるため、必然的にⒷの料金が高くなってしまいます。しかし、注目していただきたいのはⒷの価格です。発注数100枚のⒹの発注コストを大きく上回っています。

何がこの価格差を生んでしまったのか。それは、納期の違いです。Ⓑは、発注いただいてから1日後に出荷となります。そのため、「イベントが直近であるから5日も待てない!急ぎで、ポスターを発注したい!」という方におすすめのサービスとなっています。また、「納期は、急がないから少しでも発注コストを抑えたい!」という方は、ⓒやⒹの利用をおすすめします。このあたりは、自社の利用用途に応じて、選んでいく必要があります。

また、発注コストや納期による選び方以外にも、発色に焦点をあてた選び方もあります。ⒶとⒷは、印刷方式としてインクジェット印刷を採用しているため、発色が良く、写真を印刷するのに非常に適しています。そのため、鮮やかな写真を引き伸ばして、ポスターに掲示する場合には、少し値段が張るもののⒶとⒷのインクジェット出力を選ぶと良いでしょう。

 

【事例2】Tシャツプリントを発注してみる

一方で、Tシャツプリントもポスターと同様に印刷方式で差異があります。下記のTシャツプリントに関する商品比較を見てください。

 

<弊社サービス「スプリント」のTシャツプリント商品比較>

Ⓔフルカラー印刷S~XL(白Tシャツ) インクジェット出力
フルカラー 355×406mm以内 7日後出荷 1枚 2,640円税抜き

Ⓕフルカラー印刷S~XL(白Tシャツ) インクジェット出力
フルカラー 355×406mm以内 7日後出荷 100枚 225,860円税抜き

Ⓖ【2色】シルク印刷S~XL(白Tシャツ) シルク印刷
2色 300×420mm以内 7日後出荷 5枚(最小ロット) 14,880円税抜き

Ⓗ【2色】シルク印刷S~XL(白Tシャツ) シルク印刷
2色 300×420mm以内 7日後出荷 100枚 93,620円(税抜き

※最新情報は下記のWebサイトを参照ください。

 

【Tシャツプリント発注時の最新価格情報】

フルカラー印刷S~XL(白Tシャツ)
https://www.suprint.jp/category/t-shirts/product429/

【2色】シルク印刷S~XL(白Tシャツ)
https://www.suprint.jp/category/t-shirts/product435/

 

ⒺとⒻが同じインクジェット出力による印刷方式です。一方で、ⒼとⒽがシルク(スクリーン)印刷による印刷方式です。インクジェット出力は、先ほども説明したポスター印刷のときと同様の特徴があり、小ロットでカラーの再現発色に強みを持っています。

それでは、ⒺからⒽの価格を比較してみます。もっとも数量が多いのは、ⒻとⒽです。しかし、ⒻとⒽは、数量が同じであるにも関わらず、価格に大きな差があります。

この違いは、ポスターで確認したオフセット印刷やインクジェット出力のときと同様です。

概要を簡単に説明すると、版が必要ないインクジェット出力は、1枚からでも安く作れます。これに対して、オフセット印刷やシルク印刷は、有版式の印刷方式となるため、版の制作代金が初期費用として発生します。

そのため、1枚などのごくわずかな数量を生産するとなると、発注コストが割高になります。

一方で、版を作り転写していくことで複製する効率が高まるため、ロットが多ければ多いほど安く印刷物を制作できます。ちなみに、シルク印刷は、オフセット印刷のように色の掛け合わせを行い多くのカラーを表現することができません。そのため、ワンポイントのロゴマークと文字など、シンプルなデザインを多く作るのに適しています。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は、販促物の発注担当者が知っておきたい印刷の種類や利用目的・印刷方式による分類と、弊社のサービス「スプリント」の商品比較表を用いて印刷方式の使い分けについてご紹介しました。

商品比較表から印刷方式について概要を把握できても、初めての印刷物の発注であれば、用途に合った印刷形式を正しく選べているのか判断に迷うことがあるかと思います。

ちなみに、弊社の営業担当者にご連絡いただければ、印刷用途についてお伺いしたあと、お客さまに最適な印刷方式をご提案させていただきます。まずは、お見積り・お問い合わせのご相談をお待ちしております。

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