ポスティングって効果あるの?

新聞折込は、配布エリアが分かれているため、ターゲットを絞り無駄なく効果的に配布できますが、新聞折込の購読率の下落と購読者層の高齢化により、カバーできないターゲット層が増えつつあります。ある年代別による新聞の購読率について調査したデータを参照すると下記のことが分かりました。

【年齢と新聞購読率】
・10代:5.0%
・20代:8.5%
・30代:27.3%
・40代:37.5%
・50代:52.7%
・60代:63.0%引用:ヤフー!ニュース「10代4%足らず、20代でも新聞購読率9%…主要メディアの利用状況」

このデータから分かることは、年齢が若い方は、ほとんど新聞を読まず、年齢を重ねた方ほど、新聞の購読率が高いということです。もし、店舗への集客やサービスへの利用につなげたい見込み客が高齢者であれば、新聞折込が非常に有効でしょう。

しかし、これでは10代~30代にかけて、年齢の若いユーザーをターゲットとすることができません。また、新聞折込は、大量の他社のチラシに埋もれた状態で自宅に届けられるため、認知される可能性は非常に低いです。

それらの問題をカバーできる販促手段として注目を浴びているのがポスティングです。ポスティングは、新聞折込のように他社のチラシとまとめられて配布されることがなく、直接ポストにチラシが投函されます。

本記事では、販促物の発注担当者として知っておきたいポスティングの効果についてご紹介します。また、ポスティングの基礎知識や目的などにも触れていきたいと思います。今後の店舗集客・販促物を使った集客のアイデアとしてお役立て頂ければ幸いです。

ポスティングの基礎知識

そもそもポスティングとは、一体どんなものなのでしょうか?ここでは、ポスティングの基礎知識についてご紹介します。

ポスティングとは?

商品やサービスの宣伝や店舗への集客を目的として、チラシなどの販促物を見込み客となるターゲットの居住エリアのポストに、直接チラシを投函することをポスティングといいます。配布するものとしては、チラシ以外にもビラやパンフレットなど、自社商品やサービスの認知拡大、店舗集客を目的とした販売促進物が主流となっています。

ポスティングの目的とは?

DMの実施目的が既存顧客の育成であれば、ポスティングの実施目的は、新たなビジネス市場の開拓や店舗集客だといえます。なぜなら、ポスティングは、不特定多数の見込み客に対する情報提供を得意としているからです。

しかし、チラシの配布方法を少し工夫すれば、反応率の高いエリアを絞って、ポスティングすることができます。また、新聞を購読していない見込み客でもポストさえあれば、チラシを直接配布できるため新規見込み客の獲得手段として非常に有効だといえるでしょう。

ポスティングの効果とは?

ポスティング効果01.png

図1:ポスティングの効果について

ポスティングにはどんな効果があるのでしょうか?コストや保管率、視認性の観点から具体的な効果についてご紹介します。

コストをかけずに集客が期待できる

もし、自社で広告を制作し、自分でポスティングを行えば、必要なのは時間とコピー用紙やインクなどの印刷代だけです。そこまで自分でしなくても、印刷業者に印刷業務を依頼すれば、裏表のA4のフルカラーのチラシ1万枚を1万5千円程度で印刷してくれます。

レベルの高いポスティング業者に、業務を発注した場合、1枚5円~30円程度でチラシを配布してくれます。1枚あたりの単価に大きな開きがありますが、ポスティング先を一戸建て住宅に限定する場合や雨漏りしそうな古い住宅に限るなど、配布先に条件を付けると、それだけ配布単価が高くなります。どちらにしても、ポスティングを有効利用すれば、ほとんどコストをかけずに集客効果が期待できます。

保管率が高い

ポスティングによって配布された広告は、インターネット広告などと違って保管率が非常に高いです。ポスティングしたとしても、見込み客もすぐに購買の決心がつくとは限りません。紙媒体の広告であれば、見込み客が必要な時に必要なタイミングで広告を閲覧できるため、心の準備が整ったときにお問い合わせをしてくれる可能性が高いです。

視認性が高い

紙媒体の販促物をポスティングすれば、ポストから取り出す際、必ず見込み客の目に触れることになります。新聞折込であれば、仮に届けられたとしても見られない可能性がありますが、ポスティングであれば、他社の大量の広告にまじることなく、ポストに直接届けられるため、非常に視認性が高いといえます。

新規見込み客の集客は、まず広告を見てもらうことから始まるため、視認性の高いポスティングは、他の販促手段と比較しても非常に優れています。

ポスティングの効果を数字で確認

ポスティングのメリットについてご理解いただけたかと思うのですが、続いて具体的なポスティングの効果を数字で確認していきましょう。

ポスティングの開封率とレスポンス率について

まずは、10%OFFクーポン券付きのチラシをポスティングによって配布したマーケティングデータがありますので、ご紹介します。

配布したチラシには、購買を促すクーポン券が付けられており、10,000枚をポスティングによって配布したところ、回収できたのは33枚でした。つまり、クーポン券の回収率は、0.33%です。一般的な新聞折込によるレスポンス率が、0.3%程度だといわれていますので、データとして妥当性が高いでしょう。統計学上から考えれば、1000人にポスティングをすれば、3人前後からは何かしらの反応が得られることになります。

ポスティング効果02.png

図2:ポスティングの開封率とレスポンス率の調査データ

あくまでもポスティングは、商品やサービスの購買行動の促進、店舗への集客を促すきっかけと捉えて、再度、訪問してもらえるような仕組みを組み込んでおきましょう。例えば、チラシにQRコードを掲載し、ウェブサイトへとアクセスを促すことで、個人情報を取得できる仕組みを作り上げておけば、メルマガやダイレクトメールなどの手段を利用して、いつでも好きなときに見込み客を自社にとって優良な顧客として育成できるようになります。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は、販促物の発注担当者として知っておきたいポスティングの効果についてご紹介しました。大幅なコストをかけなくても集客効果や販促効果が期待できるポスティングですが、弊社のような印刷会社にご相談いただければ、チラシを配布するまでの手間を大きく軽減できます。

ポスティングを始めるには、デザイン構成や訴求文、用紙サイズ、インクなど、チラシを作るうえで考えるべきことがたくさんあります。

例え、チラシが完成してもポスティングを行うにあたって、ビジネスの認知の拡大を確実なものとするためには販促施策を立てる必要があります。ポスティングなどの業務経験がなければ、集客手段、販促手段として導入が難しいようにも思えますが、そんなことはありません!

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